蘭の花2011-01-20 Thu 20:05 今日は写真家の小林先生が来年の蘭のカレンダーの撮影をするというので 勉強のために撮影現場に同行させてもらいました。 ![]() 着いたのはうちの奥さんの実家(塩釜)の近く 多賀城市の田口洋蘭園さん。 東京ドームで開催される世界の蘭展で 金賞を受賞したりする凄腕の蘭の生産者なので ご存知の方も多いかと思います。 お花屋さんで売っているような蘭の花が咲いている訳ではなく 一定の温度と湿度で蘭がたくさん並んでいるのです。 咲く前の蘭、咲き終わってしまったものなどいろいろです。 ![]() 図鑑でしか見たことがないものや 交配種ではなく蘭の原種など貴重なものも沢山あるのです。 ![]() 室内は温水をパイプでまわしているので温度湿度も一定です 先日、成人式の時のカメラはリンホフでしたが 今回はジナーP2という大型のカメラです。 ![]() ハガキよりもちょっと大きいくらいのサイズのフィルムに 小さな蘭の花を写すのですが 実物よりも大きく撮影するというのは大変なこと。 カメラの蛇腹をググ~ッと伸ばしてピントを合わせます。 この時に、相反則不規という現象がおこり 明るさも本来の明るさで撮れないし、 色も赤くかぶったりして大変なのです。 だから数学が必要になってきます。 小林先生のやり方だと赤くならないのですが その理屈はわかっても目で見ないと理解できず それで今回は同行しています。 実際に現場で立ち会ってみて納得できました。 これはなかなかコマーシャル写真のプロでも、 現場でみてみないと理解するのは難しいかも・・・ これはデジタルカメラで撮ったもの 色合いは現物とはだいぶ違います。 小林先生のカメラのすぐ横から撮影しました。 ![]() フィルムのカメラが時代遅れと言うわけではなく デジタルではできない撮影もまだまだ沢山あるのです。 「俺が元気なうちにあんたに全部教えるから」と しみじみ話すのですが、なかなか奥が深いです。 暖かくなったら国宝の壺の写真撮りがあります。 壺の写真は色合いはちょっと違うと年代が100年刻みで違うのだとか・・・ 蘭の花も難しいですが、壺はもっと難しいかも・・・。 勉強に終わりはないですね ![]() スポンサーサイト
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