現像液の交換2010-01-08 Fri 19:39 写真のプリンターのカバーを開けて何をしているかというと・・・ 現像液の交換です。 去年は2月にフィルムの現像液を交換しましたが、 比較的お店が静かになる今の時季にメンテナンスをしています。 ![]() プリンターの中には秘伝のタレのような 母液(ぼえき)と言われる現像液が入っているのですが プリントの処理枚数に応じて補充液がたされます。 (右下に見える赤い文字が印刷されている箱が補充液) ですから、写真は処理する量が多いお店ほどきれいに仕上がるのです。 処理する量が少ないときれいな色にならず 赤っぽい写真や黒にしまりがなかったり 白がヌケのわるい写真になったりします。 プリンターを開けると仕切りがあって この中をベルトに挟まった写真が通っていく間に 印画紙の上に塗られた乳剤と化学反応がおきて 印画紙に画像が浮かび上がります。 ![]() 左側の二つの深いタンクが現像(発色)、次が停止液で現像を停めます。 その次の黒いところ2つが定着液と言って写真から銀を抜く液。 写真は銀でできているんですよ。 なので黒く見えるのは銀がこびりついてしまった部分です。 最後が水洗で、その後乾燥されて出てきます。 1000万画素を超えるデジカメが一般的になっていますが インクを吹き付けるホームプリンターは それだけきめ細かいインクの噴射できないのですが、 このプリンターが写真がかなり繊細なところまで描写できるのは 銀の発色によって画像を作り出すからなのです。 このプリンターはドイツやイタリアの 高級スポーツカーが買えるくらいのお値段なのです。 壊したら大変なことに ![]() で、誰が作業しているかというと・・・・ 自分達ではやらないで、メンテナンスの方に来ていただきました。 ![]() 当店の担当はN&Fテクノサービスという会社の越河(こすごう)さん。 以前、自分でやったことがあるのですが、 ほぼ一日を費やしてしまいましたが 越河さんは一人で2時間ほどで完了です。 現像液の調液だけでなく、その他の各部点検もしていただきました ![]() 毎日見ていると感じないでいるのですが 新しい現像液はとっても鮮やかな発色です。 写真の白のヌケもよくなりましたし、 赤や青、黄色や黒などもきれいな発色です。 お正月に撮ったお写真がありましたら スッキリした写真のデジカメプリントでお試しください。 スポンサーサイト
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