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卒業式の練習

今日は小学校の卒業式の下見に・・・。
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地元の天童中部小は大規模校なので
村山さんと萩原さんが二人体制で伺い、
あべごろ~は一人で荒谷小学校に行く予定になっています。

今年の6年生は13人。
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印刷会社さんからのご紹介で
当店でお仕事をさせていただくことになりました。


6年生はもちろんですが4年生以上の児童は全員顔も名前もわかり、
子ども達も「あべさんだ!」って寄ってきてくれるし
いつ学校に行っても自然に受け入れてもらえるので
いい表情がたくさんありました。

卒業式を前にみんな髪型も凛々しくなって
4月に一緒に遠足に行った時よりも
何倍も大人になったように映ります。

小規模校で一番感じるのは挨拶のすばらしさ。
職員室にいることが多いのですが
「2年1組の〇〇〇〇です」とはっきり挨拶をして入ってきます。
大規模校でも指導していますが、職員室の大きさがまるで違います。

職員室のドアの閉め方までかなりしっかり指導されていて
うちの子ども達とは大違い・・・。

わが家ではもっとしっかり躾けないといけないと感じて帰ってきます。

学校ばかりではなく、家庭での教育も重要なのだと感じています。


「あの人〇〇大学卒業なんだよね~」とか
「スポーツの推薦なんだって」
と学歴やスポーツなどの実績の話題にする方がいます。
それはそれですばらしいことだと思います。

でも、教育には勉強やテストの点数などの知識教育
スポーツや美術、音楽(部活動)などのような技能教育

この二つは多くの人が理解しているのですが
それよりももっと重要な人格教育というのがあります。


商売だって同じこと
損得勘定が得意で経営に長けたお店、つまり知識の優れたお店
料理がとっても美味しいお店、つまり技能の優れたお店

でも、意地の悪いお店ではお客さんが来ることなどありません。

だからかといって、愛想ばかりよくてもいけません。
そのバランスが取れていなければいけない訳です。


明治時代に創設された大学の創始者は
江戸時代の学問の中心である儒学を学んだ方が多く
人格教育に教育理念を抱いています。
いわゆる東洋思想です。

慶応義塾大学の創始者の福沢諭吉などはその最たる人物。

その上で学問のススメに
<天は人の上に人をつくらず、
           人の下に人をつくらず>

                            と書きました。

この言葉はみんな平等だという意味ではなく
「だから学問はとても大切なんだ、
              みんな学問をしましょう」

                            という意味です。

そしてその学問の最初にあるのが人格教育なのです。
戦前にあった修身という昔の偉人の話や、
困難にあってもそれを乗り越えるたくましさ、
困っている人を助けてあげる優しさ、
年長者を敬い、年下には憂いをあたえるなどの道徳教育。


先週、日本で大震災があって世界が驚いているそうですが
その驚きの中に、こんな災害でも略奪、強奪、暴徒化などが
おこらないことが驚きだとも報じられているようです。

アジアの中には学歴ばかり気にしたりして
大学入試に人生をかけるような国があったり
スポーツの勝ち負けばかり気にする民族もあるようです。

しかし、日本の教育の中には
互いに切磋琢磨して人格を磨くというような
武道、茶道、華道のような<道>という考えがあり
そういうのが人格教育なのかもしれないと感じています。

今回の震災は、期せずして世界にそういうことを
気づかせるきっかけになったのかもしれません。

日本人の人格教育というのは世界の最高水準なのだろうと思います。

蔵の財(たから)より、心の財(たから)

そんな日本人なのですから、
この度の大地震のような難局も
乗り越えることができるのだと信じています。

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abestudio

Author:abestudio
あべごろ~
●山形県天童市の写真スタジオの店主です
●写真のレスキュー隊というテーマでイラストを描いてもらったら、なんとなく兵隊さんのようなイメージになりました。二等兵から頑張ります

●このブログは、リンクフリーです

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