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ブログ @(あっと)驚く あべごろ~

山形県天童市 《フォトスタジオアベ》 のブログ

レンズの性能

写真家の小林先生からカメラを貸してもらっていると書きましたが
実はレンズも国産品しか持っていないので
小林先生がレンズも数本持ってきてくださいました。
20110613_000.jpg
大型カメラのレンズはこんな形をしています。


ドイツのシュナイダーというメーカーのレンズで
広角レンズは121ミリをお借りしました。
このレンズ、おそらく日本には3本くらいしか入っていない激レアレンズ。
20110613_001.jpg
小林先生が伊達家に伝わる仙台藩の古地図の撮影をするときに購入したレンズなんだって。
その写真は今も仙台の地図の表紙になっているそうです。
古文書や古美術品なども誰かが写真を撮ってそれを印刷に使っていますが、
そういう仕事はこれから先も大型カメラでないとできません。

左がシュナイダーのレンズ 右が日本製のレンズ
20110613_003.jpg
レンズの表面に映った蛍光灯の色で
とってもきれいなレンズなのがわかります。

でも、日本製のレンズの性能が劣る訳ではありません。
赤、緑、青などの光は屈折率が違うのでピントを優先すると
赤の光にあわせたレンズ設計した方がピントが良く見えるのです。

ピントが良く見える方が好みの日本人好みに仕上げてあるのです。
ライカやカールツァイスも今では Made in JAPAN
本当のドイツ製に比べて日本人好みになっています。


あべごろ~も一本だけ舶来品のレンズを持っています。
ローデンシュトック グランダゴン90ミリ
20110613_004.jpg
山形の方はよくテレビや折込広告で見るパチンコ屋さんの写真を撮っています。
でもレンズのスッキリ感(ヌケ)はシュナイダーのアンギュロンに負けてしまいます。

ドイツ人の文化って一流品とか二流、三流ってはっきりわかれるんですよね。

車でも高級ブランドと大衆ブランドが分かれていますが、
レンズも似たようなところがあります。

レンズの話をしたので、デジカメの画素数とレンズの話を・・・。

「2000万画素だからきれい!」とか思って
同窓会の記念写真なんかを撮って大失敗する人が後を立ちません。

基本的にストロボの光が全然足らないのが原因ですが、
画素数ばかりあげてもレンズが10倍ズームとかだったり
安いものだったりするとせっかくの有効画素数も宝の持ち腐れです。
20110613_005.jpg
こちら、うちでデジカメでロケーション撮影した
結婚式のお客様の新郎さんの胸元アップ。
周りの風景もいれてあるので人物は小さく撮られているのを拡大しました。

伸ばしてくるとさすがにシャープさがなくなります。


カタログ上ではほぼ同性能だといわれるカメラに
8万円くらいの高倍率ズームレンズをつけて撮影してみました。
20110613_006.jpg
襟元がレンズの収差で青く滲んでいるのがわかりますよね?

「何千万画素あるときれいですか?」と聞かれることがありますが、
画素数ばかりあげてもレンズの性能がよくないといけないのです。


ここまで拡大することはあまりないかもしれませんが、
A4サイズくらいまでしか伸ばさないのであれば
2000万画素とか不必要だし、
もうレンズの性能が負けてしまっていることがあります。

ちょっと乱暴な喩えかもしれませんが、
レンズの性能が良いというのは画像のキレやヌケに大きく影響するんですよ。




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